先日新規開拓をしようと、松本市(日の出町)にあるイタリアン、ビエーニビエーニへ行ってきました。


もう25年くらい前のことですが、当時ケーキを習いに行っていたパティスリーの先生が、
「フランスでは、レストランとビストロは違うのよ
例えばイルフロッタント(茹でたメレンゲをカスタードソースに浮かべるデザート)も、
これはビストロのデザートで、レストランで出ることはないの。」と仰っていたことを
よく覚えています。

そんな訳で、フランス料理と言っても、レストランとビストロに分かれます。

松本近辺でフレンチ・レストランといえば、ヒロ・ニシムラとかマナック・ターブルが私のお気に入り。
でも両店とも普段使いではなく、特別な機会にちょっとお洒落して出掛けたいお店。
私の中で、レストランはコンサートに行くような、それと近い感覚があります。

ビストロは、最近のお気に入りのトロワ、そしてオー クリヨード ヴァンが好きです。

松本にはレストランもビストロも、良いお店があるので嬉しいのですが、イタリアンはというと、
パスタ屋さんはあっても、リストランテは無いような気がするし、
トラットリアっぽいお店も、どうなのでしょうか?
(知らないだけかもしれませんが)



今回のビエーニビエーニは、トラットリアです。
アラカルトのお料理をオーダーし、楽しんできました。

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良いトラットリアが見つかり、嬉しいです。

内装は、シンプルでライトなアンティーク・カジュアル風。


最近松本にも、こだわりを持ったシェフのお店が増えてきたような気がします。
そのようなお店を見るにつけ、嬉しいと同時に私も勝手に励まされる気がします。

お教室を主宰していると、1人でも多くの人に喜んでいただきたい、という気持ちが起きてきます。
特にマーケットの小さい松本だと、こだわって偏りすぎず、万人受けした方が良いのかも・・とも
思ってしまいそうになります。

でも、ぶれずに自分好きなテイストに拘り続けなくては、と私は思っています。


平均的な人気店よりも、自分で決めたコンセプトに忠実なシェフたちのお店の方が私は好きですし、
松本という小さなマーケットにも関わらず、狭いターゲットでやっていこうというシェフたちの姿勢が嬉しくて、
客として応援したくなります


外食の機会は少ない方ですが、お気に入りのお店が少しづつ増えてきているようで、ちょっと嬉しいです