ビーン トゥ バー(bean to bar)という言葉、聞いたことがありますでしょうか?

ビーンはカカオ豆のこと、バーは板チョコ



チョコレート業界の最近のムーブメント、つまりトレンドだと思うのですが
カカオ豆の仕入れから焙煎、そして板チョコに至るまでの工程を、
すべて自社工房で一貫して行うことを意味します。

元はアメリカで始まった流れですが、日本でもこの2〜3年でずいぶんと増えた気がします。


ちょうどコーヒー業界が、コーヒー豆を産地だけでなく農園にまでこだわって買い付けし、
焙煎して、スペシャリティ・コーヒーであったり、シングルコーヒー(単一農園)として提供するようになったことと、
よく似ていると思います。

そういったチョコレート・バー(板チョコ)は、材料がカカオ豆と砂糖のみ
(従来品はカカオバター、大豆レシチン、香料などが入ります)
ビーン トゥ バーは、カカオ本来の風味を味わうためのチョコレートと言えると思います。


先日、とても美味しいビーントゥバーの板チョコをいただきました。
ダンデライオン・チョコレートといい、
サンフランシスコのファクトリーで、現在、東京、鎌倉、伊勢にも店舗があるようです。
https://dandelionchocolate.jp/

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2種類いただきましたが、共にカカオ分70%なのでほろ苦く、
1枚は酸味がとても強い
もう1枚は、ほとんど酸味がなく、香りの良いほろ苦さが口に広がる。

全然違うタイプ2種類を、交互に食べる口福。

私は、このような甘くなくてカカオの風味を存分に感じるチョコレートが
大好きです



2年ほど前、中目黒に グリーン ビーン トゥ バー チョコレートが出来たとき、
その近所に住んでいる友人が、私がきっと好きそうなお店だと、興奮気味にメールを
くださいました。

「行きたい」と強く思ったものの、いまだに店舗に行く機会を逃しています。

original













ネットでみつけた
「目黒川沿いの木々を通して陽光が心地よくさしこみ、店の佇まいと相まって、
まるでサンフランシスコのショップに迷い込んでしまったかのような素敵な錯覚をおこしてしまう
最旬アドレスだ。」 という記述もお洒落。


やはり、是非とも訪れたいと思います