先日、十割そばを打つところを
最初から最後まで見せていただく機会に恵まれました。


私たち信州に暮らす人たちは、そば打ちを見る機会はそう珍しいことでは
ないのですが、こだわりを持ったプロの解説を聞きながら、
プロの技の一部始終を見たのは初めて

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これほど奥深いもので、これほどまでに技術を要して、精魂込めて作られたものだったとは!と
感じ入りました。


今回は甘皮まで入った蕎麦の全粒粉を、粗く挽いたもの。
それをつなぎ無しでまとめて、薄くのばして、切る訳ですから、
とても難しいことであり、かつ芸術的であることがわかりました。

繋がらないものを、腕前で繋げる・・・といった印象を受けました。


職人が精魂込めて打つ姿を見た後では、
こちら食べる側も自ずと気合が入りました

店主いわく、美味しいのは7分まで
すぐにいただく必要がある訳です。

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写真で見るより、細切りの印象でした。

この香り高さは、塩で味わってほしいとのこと。
それから一味唐辛子のみを降って。 (つゆなし)
他には辛み大根もお勧めとのことで、
薬味は以下の通り。 ↓

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とても美味しい蕎麦でしたので、
あの蕎麦を、また塩で、次に唐辛子で食べたいなぁと思うほど、
気に入りました。


義理の母が家でよく打ってくれた蕎麦もとても美味しかったのですが、
十割蕎麦に関しては、こだわりを持った名人が打つものを食べたいと
思うような経験でした。