もう1度シチリアへ行くことがあったら、
また買ってきたいと思っているものの1つに、

モディカチョコレート
という、とても珍しいチョコレートがあります。



35℃(=真夏)でも溶けない
、シチリアの中でもモディカという町でしか作られていないチョコレート。




16世紀、スペインの占領下にあったシチリア。

モディカという町は、イタリアの中でも一番最初にチョコレートの製法が伝わった町。




大航海時代にあったスペインは、侵略先のアステカ王国(今のメキシコのあたり)から
マヤ文明から伝わるチョコレートの製法を学びました。
それがモディカにも伝わった訳ですが、それが今日まで受け継がれているのです。


モディカチョコ














味も食感も、いわゆるチョコレートとは全く違います。



材料は、カカオと砂糖とスパイスのみ。 

そのシンプルさ故、カカオの風味が強く感じられます。




またカカオが溶ける温度までしか上げていないので、砂糖はじゃりじゃり
残っています。
(カカオの風味を残すためにそれ以上温度を上げないのです。)




カカオと砂糖を固めただけの板チョコ・・・そう思っていただければ近いかと。




外国の製品らしく、香料が日本人には強すぎると思いますが、でもカカオらしいほろ苦さに私は惹かれます。



アステカの人たちが、<神の食べ物>と称したチョコレート。

古代人にとっては媚薬でした




また食べたいな・・・と思っています。