株式会社 松下商店様の 創業百周年記念式典に、お招きいただきました。
盛大なお祝いのお席でした。
午後2時から、講演会。
オーボン ヴュータン 河田勝彦シェフ
日本の洋菓子会を牽引されてきた、日本のトップ中のトップ・シェフ。
お菓子に対する愛情。
仕事に対する深い深い信念。
オーボン ヴュータンの厨房内の哲学は、非常に興味深く、さらにお話はシェフの人生哲学まで及び、洋菓子界に君臨する第一人者は、やはりもの凄く人間的に魅力溢れる方であると、お話を拝聴しながら、深く頷きました。
お話をお聞きするまで、66歳で今なお現場に立ち続ける、雲の上の怖い巨匠・・・というイメージを勝手にもっていましたが、いえ、もっともっと人間味溢れるチャーミングな男性でした。
講演前に私服姿を拝見しましたが、サーモンピンクのブレザーに、私はノックアウトされましたもの。
仕事にはとことん厳しく、それは揺るぎない信念と哲学があるからこそ。
集中力、それは想像力でもあり、常に五感を働かせ、最高に美味しいタイミングを掴むための計算を常に意識し、そこには乱れてはならないリズムがある。
お菓子は自分自身の表現であり、お客様とのあいだには勝負がある。
お話しされること、すべてがカッコいいと思った。
集中して仕事をしたあとは、いろいろなことに興味をもて。
シェフは人と関わることがお好きだと仰っていた。
人生、遊びなさい。 楽しみなさい。
仕事はそのための糧である。
(大賛成!)
シェフが渡仏された1960年代の様子など、興味深いことが満載のお話でした。
そのあと、5時30分から、盛大な祝賀会。
大勢のお客様と100年の歴史、重み。
そのような場にお招きいただきましたこと、深く感謝いたしました。
未熟で微力で、まだまだ恥ずかしいのですが、101年目を迎えた松下商店様の少しでもお役に立てますよう、努力していきたいと思います。
コメント
コメント一覧 (2)
河田シェフの講演会に出席されたなんて、
羨ましいです。レポ、ありがとうございます。
河田シェフがピンクのブレザー!には驚きましたが、テレビで見る厨房での怖いイメージとは大分違うお人柄なのですね。
今の時代、女子禁制の厨房は珍しいですが、それを貫き通されるところもすごいですね。
こんばんは!
そうなんです、イメージと全く違いました。
私は、以前講習を受けたこともありますが、そのときのシェフのイメージともまた全然違っていて、
仕事には超厳しいけど、ご自身の人生をとても楽しんでいらっしゃる方だな、とすっごく好感を抱いちゃいました。
(失礼な言い方ですが・・・)
従業員に女性がいないことについても昨日は触れ、シェフのお気持ちは理解できました。
来週東京へ行くので、やはりオーボンヴュータンへ行きたくなりました