ホワイト・デー

今日レッスンにお越しになったTさん。

(彼女は今年のボンボン・ショコラのレッスンに熱いハートを持ってをご参加くださったのですが)

「先生、これもらったんです!!!」

とホワイト・デーのお返しのプレゼントを、私に見せてくださいました。

「これは、先生に見せなくちゃと思って!」という言葉を添えて。


嬉しかったです!

春らしいトキメキの、お裾分けをいただきました。

 

 

一方、
トキメキはご無沙汰って人もいるはず。

ちょっと私の母のことをご紹介します。

 

昨日の朝、珍しく母から電話が。

「今晩、みんな空いている?
みんなでご飯を食べに行かない?
ご馳走するから!」

というお誘いでした。

「どうしたの?」 と理由を尋ねると、

大きな仕事を終え、気持ちが晴れ晴れしている。
だから、ちょっと豪華なご飯を食べたいし、誰かとこの喜びを共有したいし。

ということでした。


即答OK。

フレンチ・レストランを予約して、我が家の4人は、ありがたくご馳走になってきました。

 

母は、1人暮らしをしています。
(数年前に、父は他界)
とても仲の良い夫婦だったので、母の虚無感は未だに続いていることを、私は知っています。

でも、必死で日々、自分の心と闘いながら、強く生きているし、立派に仕事をしている。

そして、喜びを分かち合う伴侶を失ったことを寂しく思いながらも、それを乗り越えるために、「そうだ、ミナコの家族を誘おう。」と思ったことと思う。

 

60代1人暮らし・・・
寂しさの中でも、ささやかな「喜び」を積極的に見つけて、明るく前向きに生きる
母を、私は心底尊敬し、私もあのようになれるのだろうか?と思っている。


ホワイト・デー
みんながみんな、幸せなはずはなく、ちょっと自分の母のことを書いてみたくなりました。(逆境の中でも、前向きな人の例として・・・なんて言ったら、母に失礼かな。)


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その母、
今回終えた大きな仕事・・・そのことが市民タイムスに載っていました。
カラー写真で。  (よかったね〜、お母さん)

一昨日は、NHKのニュースでも、映っていたようです。

 


周囲の人からは、
「仕事があるから、よかったですね。」
と言われるようですが、でも最愛の人を亡くした虚しさは、仕事では埋められない。
私はそれを、理解しているつもり。


母は、私以上に、複数の文化センターとか施設で、講師の仕事をしています。
新しい仕事を受けるときも、
「たいへんそうな仕事を引き受けなければ、自分のためにならない。」と言っています。

自分の年齢で、ラクなことだけ引き受けていると、堕落するそう。

「たいへん」と思うことを、やっていないといけないと思う、と言っています。

ちょっと、スゴイなと思う。。。