とても楽しい土曜日の夜を過ごしました。

と言うのも、
昨年ニューヨークでたいへんお世話になって以来、親しくしていただいているjunkoさんが、週末ご主人様と信州にいらっしゃる、ということで、昨夜はこちらも夫婦で、お夕食をご一緒させていただいたのです。


junkoさんは洋菓子と紅茶の先生で、とてもとてもチャーミングな女性。
長い海外生活で培われた、広い視野の持ち主です。

 

男性陣はお互い初対面でしたが、junkoさんの持ち前の明るさと、ビールそして蕎麦焼酎が、あっという間に私たち4人をうち解けさせてくれました。

 

今回は地元の「館そば」までお越しいただいたのですが、昨夜はカエルも虫も鳴かない信州の静寂を楽しみながら、信州の山の幸と美味しい蕎麦に舌鼓をうち、イタリタのアルバや北フランス、ドイツやアルザスの話しに花を咲かせました。
最後は館そばのご夫婦も加わって、私も知らない信州のことをたくさんお聞きし、賑やかで楽しい宴となりました。

 

館そばは、蕎麦と上品なつゆもさることながら、蕎麦のゆで湯も絶品。
ゆで湯の蕎麦焼酎割りも、蕎麦通の好むところだそうです。

芳醇な梅の香りを楽しむ、青梅のシロップ漬けも、上等な和菓子のようで、印象的でした。
「今度、一緒に漬けたらいいよ。」なんて、誘っていただきました。

珍味としては、4人で「あなご」を期待していたら、「イナゴ」が出てきて女性陣は面を食らったし、鹿の刺身は、肉があまり好きではない私も箸がすすむほど、美味しかった。

鹿は、ステーキや煮込みは食べたことがありますが、刺身は初めて。
歯ごたえはかなり固いのですが、臭みが全くないのです。
そして、今年絞った自家製の醤油とショウガでいただくと、他では味わえないスッキリとした味わい
鮮度がものを言うのでしょうね。

現在junkoさんたちがお住まいの静岡は、魚が美味しい土地。
私が食べたことがないような、美味しいそうで活きの良い魚のお話をしてくださいました。
今度、ドライブがてら食べに行きたいな。

外でタクシーを待つ間の、信州の夜風も気持ちよかった。
七夕というのに星はあまり見えませんでしたが、久しぶりの再会と楽しい会話のあとで、
いつもの信州の夜が、まるで旅先かのように、新鮮に感じました。

突然の私の提案に、急遽予定を変更して合わせてくださったjunkoさんご夫婦、そして私のダンナ様、ありがとう。

楽しかったね。