ルーレ・リュバーブ : お菓子のＤｉａｒｙ

今月のレッスン、メインはルーレ・リュバーブ。
ルバーブのロールケーキです。

私の周りの手作りお菓子愛好家の皆さんの間で、ルバーブがちょっと話題になっています。

今頃がちょうど旬にあたり、スーパーであの「ふき」のような姿を（まれに）見かけたり、家庭菜園でお作りになっている方の自家製ジャムが出回ったりしているからでしょうか。

ルバーブはとても酸味が強く、ジャムにして食べるのが一般的。
お菓子ではクラフティー風のタルトにする場合が一番多いです。

そんな中、このロールケーキは私の自信作のオリジナル。
珍しい使い方だと思います。

ルバーブの酸味は特徴的ですが、風味ははかなくて他の素材に消されがちです。
しかし、このロールの中で、ルバーブの酸味と香りは生きています。

昨年パリを訪れたとき、クラフティー以外の美味しいルバーブのケーキを探すことが私のテーマのひとつでした。

そして、ラデュレで出会いました。
http://www.laduree.fr/index.htm

ルバーブとりんごのタルトレット。
カスタードクリームの上に、角切りりんごのコンポートが混ざった、ルバーブのプリザーブがのっていて、爽やかな味わいで美味！

日本に帰り、試作を繰り返すうちに、カスタードより生クリーム、タルトレットよりシンプルなロールと様変わり（激変？）し、この形にたどり着きました。

不要なものがそぎ落とされて、ルバーブ本来の風味が楽しめる、夏のロールケーキになりました。